1955年(昭和30年)に創隊された陸上自衛隊第302保安警務中隊とは、陸上自衛隊の東部方面総監直轄の保安中隊です。テレビのニュースで御覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
というのもアメリカ大統領など諸外国の国賓級のゲストが来日した場合、、迎賓館などで第302保安中隊が特別儀仗を行います。
また防衛省に新大臣が着任した場合、他国の防衛関係者が来たとき、自衛隊記念日の陸上自衛隊観閲式、航空自衛隊航空観閲式でも特別儀仗、栄誉礼を実施します。
特別儀仗隊には、音楽演奏のため陸上自衛隊中央音楽隊が帯同します。
陸上自衛隊中央音楽隊ラッパ隊を先頭に第302保安警務中隊が入場してまいります。観閲式では、陸海空自衛隊の精鋭部隊が参加し、規律の取れた行進を実施します。これは当然素晴らしく、美しいのですが、第302保安警務中隊はそれ以上というか完璧な行進、動作です。
第302保安警務中隊は、1個小隊は3個班で編成。定員は115名ですが、101名を以て「特別儀仗隊」を編成するそうです。特別儀仗隊の入隊基準は、身長170~180cm、体重60~75kgだそうです。また本来の主任務は、部隊名の通り司法警察職務及び保安職務を主任務としているそうです。
陸上自衛隊中央観閲式での特別儀仗隊。陸上自衛隊 朝霞駐屯地。
航空自衛隊 航空観閲式。百里基地。
静止、一斉の動作など、とにかく動作がすばらしい。第302保安警務中隊が会場に行進してき、所定の位置に停止し、整列、休めの号令がかかると、会場は、静かになりため息が漏れます。そして拍手が起こります。自衛隊員が行進、整列、休めをしたことに拍手が沸き起こることがすごいと感心してしまいます。
内閣総理大臣に栄誉礼。部隊は、捧げ銃。
式典終了後、退場する儀仗隊。最後の最後まで美しく、感動的な美しさです。
機会があったらぜひご覧になっていただきたい第302保安警務中隊でした。
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