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特殊救難隊30周年記念展示訓練及び
          ドラマ「海猿」ロケ使用施設見学会

2005.10.1 横浜市海上防災基地





 

  海上保安庁に昭和48年特殊救難隊が創設されて今日で30周年だそうです。記念すべきこの日に神奈川県横浜市にある横浜海上防災基地にして特殊救難隊の訓練展示、巡視船「いず」艦内見学、、ドラマ「海猿」ロケで使用された施設の見学会が行われました。当日は、海上保安友の会さまのご招待で行って参りました。


 入り口から二階に入るとドラマ「海猿」の大きなポスターが掲示してありました。女性の見学者のみなさんが携帯で写真を撮っているので、近くに寄って見ると「海猿」に出演した伊藤秀明や仲村トオルなどの直筆サインがしてありました。


 武道場で事前に諸説明を受けたのですが、こちらにはドラマで使用された池澤潜水士、仙崎潜水士のウエットスーツが展示されていました。ちゃんと名前がはいってますね。


注意事項などの説明をされた海上保安官の方は、プロ顔負けのトークで楽しませいただきました

撮影の裏話などは、みなさん興味津々聞き入ってました


・トレーニングルーム



こちらはドラマのオープニングで、伊藤英明がトレーニングしていた場所だそうです

・C水槽



 訓練用のプールみたいなものなのですが、水面が濁っていて、油も薄く浮いていてちょっと汚い感じがしました。というのもこちらは、船舶の衝突事故などで沈没した船内から乗組員などを救助するため、水中での船体解体などの作業の訓練をする水槽だそうです。そのため訓練で使用した油などが残っているそうです。


・B水槽

こちらは、いわゆる潜水訓練用のプールです。ドラマでは、かなり深いという設定だったそうですが、そこまでは深くないとか。



 直径6メートル、深さは10メートルだそうです


上からみるとかなり深く見えます


・A水槽

 ちなみにC水槽、B水槽、A水槽と逆にご紹介してますが、これは見学した順序のためです。上階からC,B,A水槽となっているようです。
 さてA水槽ですが、今まで見てきたC,B水槽みたいな水槽というよりも一見普通の25メートルプールのようです。天井に訓練用のウインチがあったり、左右の端の部分は、各種訓練用にいわゆる登りづらいようになってます。しかしこちらの一番の特徴は、波を人工的に起こせることです。
 この水槽が出来る前は、実際の波を体験した訓練のため海上である江ノ島の方まで行かないと海の波の中でのさまざまな訓練を実施することができなかったそうです。実際の海で訓練をする場合は、訓練をする隊員の安全確保のために巡視船や航空機が警戒する必要があり、天候も当然関係しなかなか思うように訓練が出来なかったそうです。


潜水士の様々な訓練に使用される一番大きな水槽です


こちらから人工的に波を起こすことができるそうです

・第三管区海上保安本部潜水士のみなさまによる訓練展示



ロープ下部まで泳いで行き、主に腕力でロープを登ります


最上部まで到達し、降りてから「仙崎OKです!」


ボンベなどフル装備で、波の中を泳ぐ訓練


波が強くて、なかなか進まずかなりハードです


何度か往復すると順次、シュノーケル、足ヒレ(フィン)を片方はずし条件を厳しくします


これは、かなり厳しい感じです


足をつったり、プールサイドで倒れる隊員さんも


ベテランの隊員さんもかなり疲れた様子です


最後は、10キロの重りをおなかにのせての背面泳ぎ往復です


途中からは、バディの伴奏でゴールを目指します


他の隊員さんから「がんばれ!もうすこしだ!」の励ましの中で、感動のゴール

見学者のみなさんからもわれんばかりの拍手でした


特殊救難隊の各種ウエットスーツ


訓練展示後の隊員さんは記念撮影に大忙し

・その他施設


航空機が墜落した想定での脱出と救助の訓練機材
なんとこれにパイロットが乗り、クレーンでプールに沈めるとか(^^; 


射撃場

・特殊救難隊訓練展示


発炎筒を振る要救助者を巡視船から飛び込んだ特殊救難隊員が救助


巡視艇CL50「はまかぜ」から要救助者をへりJA6805へ吊り上げ救助します


もうひとりの要救助者をへりから降下して救助します


激しいヘリからのダウンウォッシュの中救助作業を続けます


無事要救助者をへりに収容


頭を下げて見学者にご挨拶


巡視艇「はまかぜ」は、激しく旋回してご挨拶


CL50「はまかぜ」


CL114「のげかざぜ」


・巡視船PL31 「いず」見学


通路が狭いので、乗船まで長蛇の列に


艦橋(ブリッジ)


医務室は手術台も


レーダー


救難用の各種ツールも展示されました


水中スクターやストレッチャーなど


・岸壁でみられた他の船舶



PL113「のじま」 
これが『海猿」の中の巡視船「ながれ」のモデルだったそうです。
実際は、船名の部分は塗装したのではなくてCGで処理したとか。


CL129「やまゆり」


CL01「いそかぜ」


LS195「はくこう」


FL01「ひりゅう」


OR01「しらさぎ」


PLH31「しきしま」


PC16「はまなみ」


PC78「いそづき」


PC22「はまぐも」


PL121「あまぎ」



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