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市川市消防局 東消防署高谷出張所訪問記
2003.4.28 千葉県市川市高谷 市川消防局東消防署高谷出張所

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 千葉県市川市にある市川市消防局東消防署高谷出張所に見学に行ってまいりました。こちらの出張所は、市川市の東京湾近くにあり、東関東自動車道湾岸市川インターチェンジと京葉道路原木中山インターチェンジ近くにあります。また、周囲には京葉工業地帯のコンビナートなど工場が多数あります。

 周辺に高速道路や化学コンビナートがあるため高谷出張所には、大型化学消防車が配備されております。大型化学消防車は、大規模油脂火災の消火活動を目的に製作された車両で、容量約2,500リットルの水槽及び容量約2,500リットルの泡消火薬剤槽を積載しているそうです。同時に水源のない首都高速、京葉道路、東関東自動車道での交通事故による車輌火災にもこの大型化学消防車は、その豊富な水槽に積載した水を利用して消火活動に活躍しているそうです。

 同署には、他に配備されたばかりのポンプ車が一台あります。こちらは、ディーゼル車の排ガス規制に適合した新型車輌だそうです。そして、救急車が一台配備されております。

 そして、こちらの出張所の大きな特徴として、河川および海が近いということで、消防艇「ちどり」と水難救助車「しぶき」が配備されております。

 こちらには、救急隊員4名、消防隊員9名が1中隊として、2中隊、都合26名が朝8時20分から翌朝8時30分までの24時間の交代勤務で火災や救急出動に備えているそうです。

・市川市消防局東消防署高谷出張所
市川市高谷2023-10 
047-327-0119


高谷出張所 全景


大型化学消防車


配備されたばかりのポンプ車「東7号」


お話をうかがっている最中実際の救急出場要請があり、救急車が出動していきました

■水難救助車〜水陸両用車


 全国の消防機関ではじめて市川市消防局が導入したという水陸両用の水難救助車。陸上は普通の乗用車として走行することが出来、運転席の操作で、車輌後部下にあるスクリュウが下がり、これを動力に河川や洪水した街中を船舶として航行し、水難救助や遭難者の救出、広報活動をするそうです。

 大変残念なののですが、この水陸両用車は、消防車の寿命12年を向かえ間もなく廃車となることが決まっているそうです。まだまだきれいで、現役で使用できそうなのに残念ですね。

 


市川市消防局 水難救助車 「しぶき」号

規 格 水陸両用 4輪駆動式
型 式 アンフィレンジャー2800SR型 ドイツ製
最高速度 陸上:140km/h 水上:15km/h
全 長 4,720mm(
全 幅 1,930mm
全 高 2,350mm
車両重量 2,130kg
乗車定員 最大6名
最大積載量 500kg(2人乗車時)
総トン数 約1.2t(船舶とした場合)
排水量 約2.1t(船舶とした場合)
エンジン BRフォードZK931型 水冷V6ガソリンエンジン
2,933cc 103kW/5,000rpm
スクリュー アルミ合金製3枚翼 径14インチ×ピッチ12インチ


水上を走行する場合の抵抗を減らすため水密構造の独特なフォルム

運転者は、4級船舶免許を所持していないと水上では操縦できないそうです


荷室には救命胴衣など救難救助具などを装備しているそうです


運転席は普通の乗用車と同じ


アルミ製三枚スクリュー


窓は横スライド式で、これで全開です


車体上部には空気取り入れファンがあります


実際の災害時には、隊員さんが救命胴衣を着用し屋根より身を乗り出し、

メガフォンで遭難者の捜索や災害状況の広報活動などに当たるそうです

※ご参考までに警視庁第九機動隊にも水陸両用車輌が配備されております


■市川市総合防災訓練


入水は、どぼんと一機に入ります


水上ではルーフから顔を出して周囲を警戒したり、遭難者を捜索します


加速をつけて一気に岸に接近します


一機に上陸します


ボンネットから湯気が出てます

■消防艇「ちどり」

 市川港は、年間1万5千隻以上の入出港船舶を数え、遊漁船の数は数百隻だそうです。そんな市川港の防災活動の任務に就いているのがこの消防艇「ちどり」です。

 市川市消防局は、東京消防庁、川崎市消防局、千葉市消防局と並んで東京湾の自治体では数少ない消防艇を有する消防局だそうです。その守備範囲は非常に広く市川市はもちろんのこと、東京湾の木更津から対岸の神奈川県観音崎方面までの工場火災、船舶火災の出動要請に対し24時間待機しているそうです。

また約2メートルの深さの場所まで進むことが出来るのため、江戸川や運河など河川へ進出し、工場火災などの消火活動もできるそうです。

市川市消防局 消防艇「ちどり」

※写真は、市川消防出初式に参加した際のものです

総トン数 19t
全長 17.5m
全幅 4.50m
深さ 1.9メートル
乗船定員 17名
最高速度 17ノット
巡航速度 15.5ノット
最高出力 500ps
消防ポンプ 6500毎分g×2
放水砲 5000毎分g×2 3000毎分g×1
放水口 65ミリ×12
泡タンク容量 2000g×1


出張所すぐそば高谷橋に消防艇の繋留されている場所があります


近くで見ると大きい印象ですが、東京消防庁の消防艇「みやこどり」が総トン数119tや

川崎市消防局の「第六川崎丸」39tなどと比較すると「ちどり」の19tというのは、決して

大きくないそうです


毎分6.5tの放水銃二本


救命浮き輪


最新のGPS装置で、現在位置も一目瞭然


夜間での出動を可能にするレーダーも装備


500馬力のエンジンが左右に二機


毎分12トンの放水可能なポンプ


 今回お伺いした市川市消防局高谷出張所では、勤務中のお忙しい中大変親切に対応していただきありがとうございました。市川市消防局と同出張所の現況について詳しく解説してくださった岡部司令補さま、各車輌などのスペックや特徴などをとても詳しくかつ素人の僕にもわかりやすくご案内してくださった萩原司令補さま、そして、暑い中救命胴衣にヘルメットを着用して、撮影に協力してくださった隊員の皆様本当にありがとうございました。


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